見えないところから蝕まれる危険!羽アリはすぐに退治しよう

シロアリとクロアリの違い

ハネアリ

羽や体の形状で区別

数ある害虫の中でもシロアリは家を倒壊させることもあるほど恐ろしい存在ですが、普段はその姿を見かけることはほとんどありません。唯一の例外と言えるのが羽を持っていて飛ぶ能力を獲得した羽アリで、植物で言えば花粉に相当する役割を与えられたオスのアリがその正体です。シロアリだけでなく普通のクロアリにも羽を持ったオスが存在するため、家の中に侵入してきたり網戸に取り付いたりしているのを見ても簡単には区別がつきにくいものです。日本国内にはシロアリとクロアリを合わせて280種類以上も生息していますが、羽アリの出現する時期はそれぞれの種類によって異なります。全国の最も広いエリアを生息域としているヤマトシロアリは4月から5月頃に羽アリが出現し、時間帯も昼間が多いものです。ヤマトシロアリよりも家屋に甚大な被害を与えるイエシロアリは西日本から太平洋沿岸地域が分布の中心で、羽アリは6月から7月にかけての夕方や夜間に現れます。シロアリと違って家屋を食害しないクロアリの場合は羽アリの出現時期や時間帯も種類によって異なりますが、見た目でシロアリと区別することも可能です。いずれも前後合わせて4枚の羽を持っていて、クロアリの場合は前の2枚が後の2枚より大きいという顕著な特徴があります。胴体もクロアリにはよく目立つくびれがあるのと比べ、4枚の羽がほぼ同じ大きさをしているシロアリは胴体にくびれがなく寸筒です。羽アリが出現したら以上のような特徴をよく見分けた上で、目に見える羽アリを駆除するだけなら掃除機で吸い取るのが最も無難な解決策だと言えます。ただしその羽アリがシロアリだった場合は見えない場所にいる働きアリが家屋を食害する恐れもあるため、目に見える羽アリを駆除するだけでは十分でありません。羽アリが出たら数匹は鑑定用に保管しておき、シロアリ駆除の専門業者に調査を依頼して徹底的に駆除してもらう必要が出てきます。